ニート生活 1日目
ニートの朝は遅い。
10時起床。布団の中でダラダラ。気がつくと12時。
合戦始まる。戦国炎舞。
12時半。さぁて何しようかな。
とりあえずジムで汗流そう。
着替えて外に出た。
なんて事でしょうか、お日様が眩しい。
嫌な眩しさでもない、差し込む光に嫌らしさがない。
日光てこんなに爽やかで清々しいものだったのか。
光が幸せを運んでくる。
ニートになった初日、日光がこんなに気持ちいいものだと思った事。
なぜ今まで感じなかったのだろう。爽やかな日差しのもと、私は一体何を考え何を目指していたのだろう。
何も考えない、無知の状態がこんなにも幸せだなんて思ってもみなかった。
電話が鳴る。
「◯◯です。先日ご応募いただきましたアルバイトの件で・・・」
「一度面接に・・・、はい、では、◯月◯日◯時、場所は◯◯で、履歴書と身分証明書お持ちください」
そうだ、昨日短期バイトの応募を適当に数十社くらい応募したのだ。
電話が鳴る。
「◯◯です。先日ご応募いただきましたアルバイトの件で・・・」
「一度面接に・・・、はい、では、◯月◯日◯時、場所は◯◯で、履歴書と身分証明書お持ちください」
電話が鳴る。
「◯◯です。先日ご応募いただきましたアルバイトの件で・・・」
「一度面接に・・・、はい、では、◯月◯日◯時、場所は◯◯で、履歴書と身分証明書お持ちください」
「ちなみに当社は住み込み限定のアルバイトとなっておりますがよろしかったでしょうか」
「え、あ、はい大丈夫です。だいたい1ヶ月くらいの期間で考えております」
・・・住み込みのバイトてなんや。そんなん応募したかな。しかも蔵王て。どこやねん。
電話が鳴る。
「◯◯です。先日ご応募いただきましたアルバイトの件で・・・」
「一度面接に・・・、はい、では、◯月◯日◯時、場所は◯◯で、履歴書と身分証明書お持ちください」
「では◯◯空港の国際線ターミナルのカフェまで来てください。」
またかよ。と言うか空港で何やるんだよ。
電話が鳴る・・・。無視。
留守電「折り返し電話下さーい。」
んやねん、これ。何社からかかってくんねんって!!
こう言うもんなの??
でも明日は二件の登録会場に行って、夕方から退職手続きしてバタバタ。
顔写真が要るとかで撮りに行かねば!!
履歴書も買いに行かねば!!
ニートの一日目はしょっぱい一日で終了しそうだ。